親子でレジリエンストレーニング!お家で折れない心を育てよう!

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2024年06月26日

毎日の生活の中で、子供たちはさまざまな困難やストレスに直面します。小学校の子供でも、友達とのトラブルや勉強のプレッシャー、失敗することへの不安などがあります。これらの経験が子供にとって大きなストレスになることも少なくありません。子供が困難を乗り越えながら、強い心を持てるようにサポートしたいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか。そこで重要なのが「レジリエンス(Resilience)」、すなわち困難や逆境に対する「折れない心」を育むことです。

トリー
トリー

レジリエンス?
あまり聞いたことない言葉だけど、どういう意味なんだろう

レジリエンスとは?

レジリエンスとは、困難や逆境に直面したときにそれを乗り越え、さらにはそれを通じて成長する力を指します。小学校の子供たちにとって、レジリエンスは学校生活や将来の生活で重要なスキルとなります。

VUCA時代に対応しながらビジネスを進めていくには、レジリエンスが重要です。レジリエンスは、ストレス要因をなくすのではなく、ストレスに適応することを目指します。精神的回復力が高まることで、不確実で煩雑な問題にも柔軟に対応しやすくなります。

レジリエンスとは?ビジネスでの意味や高める方法を解説

では、どのようにすれば、子どものレジリエンスを鍛えることができるでしょうか?
この記事では、レジリエンスの育て方をいくつかの例え話と一緒に紹介していきたいと思います。

レジリエンスの育て方:家庭内での失敗経験をポジティブに扱う

家庭内での小さな失敗をポジティブに捉え、学びの機会に変えることが大切です。失敗を恐れるのではなく、失敗することを当たり前として扱い、その上で失敗から学ぶ姿勢を育むことで、子供は困難に対する耐性を身につけます。親が「失敗してもいいんだよ。一緒に次のステップを考えよう」と励まし、次の挑戦に導くことで、子供は自己効力感を高め、レジリエンスを育むことができます。

家庭内での失敗経験をポジティブに扱うことの効果の例

田中さんの家では、息子のたかし君が初めてのクッキー作りに挑戦しました。材料を揃え、レシピ通りに進めたつもりでしたが、焼き上がったクッキーは思ったように膨らまず、焦げてしまいました。たかし君は「もう二度とクッキーなんて作らない!」と落ち込んでしまいました。そこで田中さんは「失敗は成功のもとだよ。どうしたら美味しいクッキーが作れるか、一緒に考えよう」と声をかけました。そして、次の日に再挑戦し、見事に美味しいクッキーを焼くことができました。たかし君は「やった!成功した!」と喜び、失敗から学ぶことの大切さを実感しました。

レジリエンスの育て方:小さな成功体験を積み重ねる

子供に小さな成功体験を積み重ねさせることも、レジリエンスを育む上で重要です。成功体験を通じて、子供は「自分にもできる」という自信を持つことができます。自信があれば、少しの失敗をしても、自分なら大丈夫と思い、挫けずにもう一度やってみようという心の発動に繋がります。

子供が意識していなかった、小さな成功を見つけ、親子で一緒に喜ぶことが、子供の自己肯定感を高めるきっかけに繋がります。

小さな成功体験を積み重ねることの効果の例

佐藤さんの娘、みゆきちゃんは絵を描くのが好きで、はじめてコンテストに作品を出しましたが、入賞せず、自信を失い「もう絵なんか描きたくない!」と落ち込んでしまいました。佐藤さんは、みゆきちゃんが描いた絵を家庭内で展示し、「家族の絵コンテスト」を開くことにしました。みゆきちゃんは家で飾られた自分の作品を見て、自信を取り戻し、地域の絵画教室に通い始めました。何度か小さなコンテストにも応募し、入賞することができるようになり、絵を描くことがもっと好きになりました。

レジリエンスの育て方:ポジティブな自己対話の促進

子供にポジティブな自己対話を促すことも効果的です。”言葉が思考を育む”という言葉もある通り、親が子供に対して前向きな言葉を使うことで、困難に直面しても前向きに取り組む姿勢を育てることができ、子供も自然と前向きな自己対話を行うようになります。

ポジティブな自己対話の促進がもたらす効果の例

中村さんの息子、けんじ君は、数学のテストで低い点数を取ってしまい、「僕は数学が苦手だ。どうせできない」と落ち込んでいました。中村さんは、「けんじ、失敗はチャンスだよ。苦手なことを克服できるように、一緒に挑戦してみないか?けんじならできると思うよ」と言い、けんじ君に「僕は頑張ればできる」と自分に言い聞かせるように促しました。けんじ君は次のテストで良い点数を取り、苦手なことがあっても、きちんと取り組めば結果を出せるんだと、自信を取り戻しました。

レジリエンスの育て方:日常生活で役割を与える

日常生活の中で、子供に小さな役割や責任を与えることもレジリエンスを育むために有効です。お皿洗いや、洗濯物を畳む、ペットの世話など、小さなことでも自分が誰かに役立っているという実感を持つことで、子供は自己肯定感を高め、困難に立ち向かう力を育てます。親は子供の努力を認め、成功体験を共有することで、子供の自信をサポートできます。

日常生活で役割を与えることがもたらす効果の例

鈴木さんの家では、娘のあやちゃんがペットの世話を担当しています。あやちゃんは最初、ペットの世話を忘れてしまうことがありましたが、鈴木さんは「ペットはあやちゃんを頼りにしているよ。お世話の担当者として任せたよ」と優しく励ましました。あやちゃんは次第に責任感を持つようになり、ペットの世話を楽しむようになりました。

まとめ

今回の記事では、親子でレジリエンスを鍛えるための、いくつかの方法について扱いました。子供が親のサポートを通じて、困難に立ち向かう力を育むことで、将来の困難にも前向きに取り組むことができるようになります。親子で一緒に成長し、強い心を育てるためのトレーニングを日常生活の中で実践してみましょう。

トリー
トリー

いきなり大きな成果は出ないかもしれないけど、日常生活の中で心がけていくことを通じて、子どものレジリエンスを育むことが大事なんだね!

参考文献


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