最近、多くの親御さんから「子供がスマホやテレビに夢中で、他のことに全く興味を示さない」という悩みを聞くことが増えています。デジタルデバイスが生活の一部となった現代では、子供がスマホ(YouTubeやゲーム)・テレビに時間を費やすのは珍しいことではありません。しかし、その依存が長期的に見て子供の成長にどのような影響を及ぼすかを心配する声も少なくありません。この記事では、子供のスマホやテレビ依存に対して、親としてできる具体的な対策とその効果についてお話しします。
どれくらいスマホを触っていたら依存症なのかな?
そうなってしまう前に、どんなサポートをしたらいいんだろう?
スマホやテレビなどのデジタル依存症とは?
依存の定義
スマホやテレビ依存とは、日常生活に支障をきたすほどにこれらのデバイスに過度に依存する状態を指します。具体的には、次のような行動が見られる場合に、依存の可能性があると考えられます。
- スマホやテレビを使う時間が長すぎて、他の活動や日常生活に影響が出ている。
- 使用時間を減らそうとするとイライラや不安を感じる。
- 学校の宿題や家族との時間を犠牲にしてでもスマホやテレビを優先する。
- スマホやテレビを使うことで得られる楽しみや安心感に強く依存している。
ケータイ依存
コトバンク
個人用小型通信端末(携帯電話、PHS、スマートフォンなど)の提供する機能・サービス(通話、電子メール、ゲームなど)を頻繁に、また長時間にわたって使用した結果、自分の意思でその利用を控えられず、平常心を保てなくなった状態をいう。
依存かどうかの判断基準としての使用時間
子供がスマホやテレビ依存のリスクがあるかどうかを判断するための具体的な基準として、使用時間に注目することが有効です。以下のガイドラインを参考にしてください。
- 平日に2時間以上:平日2時間以上スマホやテレビを使っている場合、依存のリスクが高まります。
- 週末に4時間以上:週末4時間以上スマホやテレビを使用する場合も同様です。
- 食事中や就寝前の使用:食事中や就寝前にスマホやテレビを使用する習慣がある場合、依存傾向が強いと考えられます。
子供のスマホやテレビ依存のリスク
子供がスマホやテレビに依存すると、以下のようなリスクがあると考えられています。
- 学業への影響:長時間の使用によって、宿題や勉強の時間が十分に確保できず、学業成績が低下する恐れがあります。またゲームなどは思い通りに動くことが当たり前ですが、学業などの成績で思うような結果が出ないことに対して、強いストレスを感じやすくなります。
- 健康への影響:長時間の使用による視力の低下や運動不足、視覚情報へ強い刺激を与え続けることのよって起こる睡眠障害のリスクが考えられます。また睡眠障害によって、寝坊なども増えることで、日常生活のリズムが狂う恐れがあります。
- 社会性の低下:特にスマートフォンですが、友達との直接的なコミュニケーションではなく、メッセージアプリなどを介した間接的なコミュニケーションばかりが増え、社会性が育ちにくくなるという側面があると言われています。最近では、新社会人で固定電話に対して恐怖心を感じる人も増えており、コミュニケーション機会の低下によって引き起こされた現象として挙げられています。
親ができる具体的な対策
1. 画面時間のルールを設定する
まず、スマホやテレビの使用時間に明確なルールを設定することが重要です。例えば、「平日は1時間、週末は2時間まで」といった具体的な時間制限を設けます。これにより、子供はスマホやテレビを使う時間と使わない時間を意識するようになります。
ただし、一方的な制限では、価値観の押し付けになってしまいます。子供と相談をしながら、いまの使用状況をどう考えているのか、どんな悪影響が考えられるか、そのためにどれくらいの時間制限に挑戦するかという相互理解も重要になります。
2. 代替活動を提供する
スマホやテレビの代わりに楽しめる活動を提供することも効果的です。読書、アウトドアでの遊び、スポーツ、アートやクラフトなど、子供の興味に合った活動を一緒に見つけてあげましょう。これにより、子供はデジタルデバイス以外の楽しみ方を学ぶことができます。
一方的な「今日は、外で遊んできたら?」「こんなイベントがあるから参加したら?」と、提案するのではなく、一緒になって1つの活動をするのも良いでしょう。人と同じ楽しみを共有する喜びを実感することも、効果的な対策になります。
3. 家族全員でルールを守る
親自身もスマホやテレビの使用に関して良い模範を示すことが大切です。家族全員で同じルールを守ることで、子供は自然とそのルールを受け入れやすくなります。例えば、「食事中はスマホを使わない」「家族の時間にはテレビを見ない」といったルールを設けると良いでしょう。
子供だけに厳しいルールを敷きながら、親はルールなく無制限で使用していれば不公平と感じるかもしれません。同じルールの中で一緒に暮らすことで、共通の時間も生まれ、自然と会話も増えることでしょう。
4. 定期的な見直しと柔軟な対応
一度決めた時間制限などの使用ルールについては、子供の成長に合わせて、定期的に見直すことも大切です。また、柔軟に対応することで、子供が無理なくルールを守れるようになりますし、子供からも親が寄り添ってくれていると感じ、ストレスを感じることも減ります。子供の関心や生活リズムの変化に合わせて、定期的なルールの見直しをすることがポイントです。
まとめ
子供のスマホやテレビ依存に対して、親ができる具体的な対策として、「画面時間のルールを設定する」「代替活動を提供する」「家族全員でルールを守る」「定期的な見直しと柔軟な対応」をご紹介しました。これらの対策を通じて、子供はスマホやテレビ以外の活動に興味を持ち、バランスの取れた生活を送ることができます。親としての関わり方を工夫し、子供の健やかな成長をサポートしましょう。
親としては困っているので今すぐでも辞めさせたいスマホ依存ですが、一方的な禁止は反発を生む原因にもなります。
お互いに納得してルールを決めながら、適切な関わり方を見つけていきましょう!
参考文献
- 子どもの「スマホ依存症」 専門家が教える効果的な予防策とは? – 朝日新聞
- テレビ・ビデオ・ゲームの影響を考えよう – 仙台医療センター
- 未来のデジタル社会を担う子どもたちに保護者ができること – amazon
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