プログラミングは小学校何年生から習うのが良いか

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2024年07月04日

「プログラミング教育が重要視されているけど、何年生から始めるのが良いのだろう?」「早すぎても難しいかもしれないし、遅すぎると他の子に遅れをとってしまうかも…」こんな疑問を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。この記事では、プログラミング教育の開始時期について、小学校のどの学年から始めるのが最適かを考えてみたいと思います。

トリー
トリー

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されたけど、実際何年生くらいから始まっているのかな?

プログラミング教育の重要性

まず初めに、なぜプログラミング教育が重要なのかを確認しましょう。プログラミングは、単にコードを書くスキルを身に付けるだけでなく、論理的思考力や問題解決能力、創造力を養うことができ、21世紀の社会で必要とされる重要な能力だと考えられています。

プログラミング学習を通じて、協同して課題を発見し試行錯誤して課題を解決する力、推論を立てる思考力、推論を検証する論理力といった21 世紀型スキルを向上できる

小学校を中心としたプログラミング教育ポータル

小学校の学年に応じた適したプログラミング教育とは?

重要視されているプログラミング教育ですが、小学校の学年に応じて、適していると考えられているものがあります。それぞれ、どのような学習が適しているのでしょうか。

1. 低学年からのプログラミング教育

低学年(1年生から3年生)は、プログラミング教育を始める最適な時期の一つとされています。この時期の子供は、好奇心が旺盛で、新しいことに挑戦する意欲があります。特に、ビジュアルプログラミング言語(例えば、Scratchなどのノーコードプログラミング)を使った教育は、子供たちが視覚的に理解しやすく、楽しみながら学べるため、低学年でも取り組みやすいです。

具体例:Scratchでの学習

例えば、Scratchはブロックを組み合わせてプログラムを作成するため、コードを書くことなくプログラミング(=ノーコードプログラミング)の基礎を学べます。子供たちはキャラクターを動かしたり、簡単なゲームを作ることで、プログラミングの基本的な考え方を自然に身に付けることができます。

2. 中高学年からのプログラミング教育

中学年(4年生から5年生)や高学年(6年生)になると、論理的思考力や抽象的な概念を理解する能力が発達してきます。このため、より複雑なプログラムやテキストプログラミングにも挑戦できるようになります。またプログラミングだけでなく、ロボットを動かすロボットプログラミングでも、立体的な構造を捉えることができるので、適してくるでしょう。

具体例:Pythonの基礎学習

Pythonは初心者向けのプログラミング言語として人気があり、中学年から学び始めるのに適しています。例えば、簡単な計算プログラムや、テキストベースのゲームを作成することで、子供たちはプログラミングの基礎を理解し、応用力を身に付けることができます。

具体例:ロボットプログラミング

ロボットプログラミングでは、実際に動くものをプログラムするため、子供たちは非常に興味を持ちやすいです。例えば、LEGO Mindstormsや、LEGO エデュケーション Spikeを使ってロボットを組み立て、その動作をプログラムすることで、プログラミングの応用力やチームワークの重要性も学ぶことができます。

プログラミング教育をどの時期から始めるべきか?

ここまで、プログラミング教育の重要性や、プログラミング教育として各学年に応じた適した学習内容を紹介してきましたが、「どの時期にプログラミング教育を始めるべきか?」という疑問に対しては、子供の興味や発達段階に応じて柔軟に判断することが重要です。

ポイント① 子供の興味を優先する

まずは、子供がプログラミングに興味を示しているかどうかが大切です。興味があれば、低学年からでも始めてみる価値があります。興味がなければ無理に始めさせるのではなく、他の活動を通じて徐々に興味を持たせるのも一つの方法です。

2020年からの必修化によって、学校などでも積極的にプログラミングに触れる機会を増やすことが行われておりますので、日常生活を通じて、興味を持つタイミングを見計らうことも1つの手でしょう。

ポイント② 発達段階を考慮する

子供の発達段階によって、適切なプログラミング教育の内容が異なります。低学年では視覚的なプログラミング、中学年から高学年ではより複雑なプログラミング言語やロボットプログラミングに挑戦するのが良いでしょう。

ロボットプログラミングであれば、物体を実際に扱うことで、普通のプログラミングだけでは育成しづらい、物理現象を捉えるような観察眼が鍛えられますし、プログラミングであれば、言語を理解する力(自分の考えをアウトプットする表現力や、プログラムを読む読解力など)が鍛えられます。

ポイント③ 継続的な学習を目指す

プログラミングは一度学ぶだけで終わるものではなく、継続的な学習が必要です。興味を持ち続けられるように、楽しく学べる環境を整えることが重要です。プログラミングはいきなりすべてができるようになるということはないため、ひとつひとつの命令の書き方や、できることが増えれば増えるほど、楽しくなる傾向があります。例えば、週に一度のプログラミング教室や、家庭での自主学習の時間を設けるなど、継続的な学習習慣が作れるようにすることが大事です。

まとめ

プログラミング教育は、子供の年齢や発達段階に応じて最適な時期があります。低学年から始めることで、好奇心を刺激し、基本的なプログラミングの考え方を自然に身に付けることができます。中学年から高学年では、より複雑なプログラミング言語やロボットプログラミングに挑戦することで、論理的思考力問題解決能力をさらに高めることができます。

親御さんとしては、子供の興味や発達段階に合わせて、適切なプログラミング教育を選ぶことが重要です。興味を持ち続けられるように、楽しく学べる環境を整え、継続的な学習をサポートすることで、子供たちが将来必要とされるスキルを身に付けることができるでしょう。

トリー
トリー

今回の記事では、プログラミング教育をいつから始めるのが良いかについてまとめました。

学年でくくるのではなく、興味や発達段階に合わせて、通い始めようと思うタイミングで始めるのがよいでしょう。


参考文献


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