「困った行動」から子供の才能を見つけよう:親が知っておくべき視点の変え方

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2024年09月06日

はじめに

親として、子供の「困った言動」に頭を悩ませることは少なくありません。
しかし、その「困った言動」には、実は子供の強みが隠れていることが多いのです。
人は弱みを見つけがちですが、それを強みとして捉え直すことで、新しい可能性を見つけることができます。
この記事では、子供の困った言動を強みとして捉える方法と、それが親子関係にどのように活きるのかを探っていきます。

トリー
トリー

困った言動を強みに?
そうは言われても、困ることは困るから難しそう・・・

困った言動に隠れた5つの強み

1. 注意されても困った行動を続ける強み

困った行動をする子供に対して、注意してもなかなか、それをやめないとき、どう思いますか?

「言うことを聞かない」「頑固だ」と感じるかもしれません。
ですが、これは強い意志の表れでもあります。
注意されても困った行動を続ける裏には、自分の意見や考えを持ち、それを貫こうとする力(=強い意志)があるのです。この強い意志は、子どもの将来に必要な、リーダーシップや独立心に繋がります。

2.じっとできない子どもが持つ強み

子供によっては、「じっとしていられない」「集中できない」という子もおり、親にとっては、先生の話を聞けなくて困る!目を離すとどこかへいってしまって困る!と感じることがあるかもしれません。

しかし、これは好奇心が旺盛な証拠でもあります。新しいことに興味を持ち、様々な経験を積もうとする姿勢は、学びの意欲や創造性を育む基盤となります。

3. いつも走ってばかりで、常に元気いっぱいな子が持つ強み

いつも元気に走り回り、家から出た瞬間ダッシュする子を見て、「やんちゃで手に負えない」「エネルギーが有り余っているな」と感じることもあるでしょう。

エネルギッシュな子どもは、常に身体を動かしており、思い通りに身体を動かす身体操作の能力に長けているきっかけになります。大人になって怪我をする人も多いですが、これは思ったように身体が動いておらず、自分の身体を昔と同じように動くと勘違いして起きるとされています。
毎日めいっぱい身体を使っている子どもは、自分の身体がどのように動くかを自然と理解しており、健康的であり、困難な状況にぶつかっても、活力を持って立ち向かう力強さを持っています。

4.感情の起伏の激しい子どもが持つ強み

うちの子は「すぐに泣く」、「感情の起伏が激しい」と感じる場合には、感受性が豊かな証です。

感受性が高いと、相手や周りの空気から感じ取る力が高く、1つの出来事でも様々な情報を受け取ります。感受性の高い子は、他者の気持ちを理解し共感する力を持っていると言えるでしょう。

この感受性とセットでが感情を表現する力を見つけることができれば、将来的には人間関係を円滑にするための大切な資質となります。

5. 自己主張が激しい子どもが持つ強み

自己主張と聞くと、「わがまま」・「自己中心的」と感じることもあるかもしれませんが、これは自分の主義や主張を理解し表現できる証拠です。
最近の社会人で話題になっている、Z世代やさとり世代と呼ばれる人たちには、「やりたいことがわからない」という人も増えてきているようです。そう考えると、自己主張がはっきりしている子は貴重であることがわかると思います。

自分の意見をしっかりと伝える力がある子供は、将来的には交渉力やプレゼンテーション能力に優れた人物になる可能性があります。

親の価値観と「困った行動」

1. 困った行動は親の価値観によって変わる

子供の行動を「困った」と感じるのは、多くの場合、親の価値観や期待にそぐわないからです。
例えば、子供が好きなことに熱中しすぎて宿題を後回しにすることは、親にとっては困った行動かもしれませんが、それは子供が情熱を持っている証拠でもあります。

人はだれしも価値観を持っており、それは異なります。だからこそ、一度振り返って自分自身の価値観は何か。その価値観によって、子供の行動をどのように見ているのかを、理解しておくことが大切です。

2. 理想の押し付けとその危険性

親は子供に対して「こうあってほしいという理想を持ちがちですが、それを押し付けることには注意が必要です。

理想を押し付けることで、子供の自然な成長や個性が阻害される可能性があります。
例えば、静かに座っていることが良いとされる場面で、活発に動き回る子供に対して抑制を強いることは、その子供のエネルギーや好奇心を抑え込むことにも繋がります。
だからといって、注意をしてはないけない!という話ではなく、これは自分の理想の押し付けなのか、それとも社会通念上大切なこととして、きちんと伝えた方が、子供の成長にとってプラスに繋がることなのかを、考えてみることが大事です。

困った言動を強みとして捉える3つのヒント

1. 視点を変える

まずは、子供の言動をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉える視点を持つことが大切です。「困った」と感じる行動が、どのような強みを示しているのかを考えましょう。

例えば、
 「いつもテストにミスが多くて困った」
 これに対して、どのような強みが想像できるでしょうか?本当に強みはありませんか?
 困ったものという認識に対して、「これを強みとすると?」という視点で自ら問いかけてみることが、視点を変える最初の一歩です。

2. 強みを伸ばす環境を提供する

子供の強みを見つけたら、それを伸ばすための環境を提供しましょう。
例えば、好奇心旺盛な子供には新しい経験を積む機会を与え、エネルギッシュな子供にはスポーツやアウトドア活動を積極的に取り入れると良いでしょう。
こういうことを言っていると、

3. 失敗を恐れない

2番までで、見つけた強みが違っている場合もあるかもしれないと思う人もいるようですが、そうであれば別の強みを探せばよいのです。間違いなく人の強みを見つけられるわけはありません。こんな強みがあるんじゃないかな?そのためにはこんな経験させたらどうかな?次の休みはこんなことしてみようかな?と試しながら、本当の強みにたどり着けるのです。

もちろん子供が失敗することを恐れず、チャレンジすることを応援することも大切です。
失敗から学ぶことも多く、それがさらなる成長に繋がります。子供に対しても自分に対しても、失敗をネガティブに捉えるのではなく、成長の一部として受け入れる姿勢を持ちましょう。

困った言動を強みとして捉えることの親子関係への影響

1. 信頼関係の強化

子供の強みを見つけ、それを認めることで、親子の信頼関係が強化されます。
強みを見つけるには子供のことをしっかりと見て、考える必要があり、強みを見つけてもらった子供は自分が理解されていると感じ、「自分のことをこんなにも見てくれているんだ」と、親の愛を受け取ります。

2. ポジティブな親子の関係

強みを見つけて伸ばすことで、親子の関係がポジティブになります。
困った言動をネガティブに捉えるのではなく、成長の一環として捉えることで、親子のコミュニケーションが円滑になります。

3. 子供の自己肯定感の向上

強みを認められることで、子供の自己肯定感が向上します。
自分の持っている能力や資質を自覚し、それを伸ばすことができる環境で育つことで、子供は自信を持って様々なことに挑戦できるようになります。

まとめ

子供の困った言動には、実はその子が持つ強みが隠れています。
親がその強みを見つけ、認めることで、子供は自信を持って成長することができます。

ぜひ「この行動をするのは困った」、と感じたときには、視点を変えて「これは何かの強みでは?」と考えてみてください!

トリー
トリー

困った言動も強みに変えれば、子供の未来が広がるよ!
一緒に成長を楽しもう!

参考文献


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