内気な我が子との向き合い方:親ができるサポートとは?

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2024年09月21日

「うちの子は他の子に比べて内気すぎるかもしれない…」
そんな不安を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。公園で他の子どもが活発に遊んでいるのを横目に、我が子は一人で静かに遊んでいる。声を出して話しかけることもなく、集団の中で目立たないようにしている姿を見ると、心配になることもあるかもしれません。

しかし、内気であることは決して悪いことではありません。性格にはそれぞれ個性があり、内気な子供は内気な子どもで、他の子にはない大きな強みを持っています。この記事では、内気な子供に対する正しい理解と、親としてどのようにサポートすべきかについて解説していきます。

トリー
トリー

内気な子はいつもどんなことを考えて、どんな気持ち何だろう?
親としては、ついつい心配になっちゃいますね。

内気な性格に隠れた3つのプラス面とは?

内気な性格は、静かで慎重な一面を持つことが多いです。
そのため、親は「他の子は外で遊んだり、いろんな子と仲良くなっているのに、うちの子は他の子と違うみたい。。。」と不安に感じるかもしれません。
しかし、足りないところばかり考えるのではなく、内気な子どもにあるプラス面をぜひ考えてみましょう!どんなプラスが思いつきますか?

1. 深く考える力

内気な子供は、人との関わり方を慎重に考えることが多く、他者の気持ちを理解する力に優れていると言われています。そのため、自分の行動が社会に及ぼす影響を考えることが多く、社会活動スキルを深く育てる可能性を持っています。特にコミュニケーションについて深く考える子は、言葉選びが慎重であり、大人受けの良い言葉を使用することが多いようです。
「うちの子、口数が少なく内気だな」というのは、実は自分の言葉が持つ影響を考えて、慎重になって考えているだけ、なのかもしれませんね。
普段どんな言葉遣いをしているかな?と気にしてみると、そういった良さにも気づけるかもしれません。

2. 集中力が高い

内気な子の特徴として、他の子どもとあまり遊ばずに、一人で遊ぶことが多い場合もあります。
内気な子は、自分の心を深く掘り下げることができるので、他の子のペースとは違うからこそ、一人遊びを好む場合があります。

じっくりと自分の世界に没頭できる内気な子供は、集中力が高く、何かに対して興味を持って、持続的に取り組む力が長けています。この集中力は、学業や趣味において大きな成果を上げる要素となります。

3. 人の気持ちに敏感

内気な子どもは、周りの雰囲気や人の感情に敏感であり、共感力が豊かです。親が気にしていなかったささいなことにも、すごく敏感で、「え、そんなこと気付いていたの!?」と驚くこともあるくらい、特に内気な子どもは周りの状況や雰囲気を読み取っています
そのため、他人の気持ちを理解することが得意であり、優しい性格を持っていることが多いです。

このように、内気であることは決してデメリットではなく、様々な長所を持っているのです。だからこそ、親として、その長所に気づき、伸ばしていくことが大切です。


親ができるアプローチ

内気な子どもを持つ親として、「どう接するべきか」を考えることはとても重要です。
無理に性格を変えようとしたり、積極的になるようプレッシャーをかけるのではなく、子どものペースを尊重しながらサポートしていくことが大切です。
ここでは、内気な子どもに対する適切なアプローチ方法をいくつかご紹介します。

1. 無理に外向的にさせない

まず、子どもに対して「もっと友達と遊びなさい」「もっと積極的に話しなさい」などのプレッシャーをかけないことが大切です。内気な性格はその子の個性であり、無理に外向的な性格に変える必要はありません。親は子どものペースに合わせ、自然な形で交流を増やす機会を提供することが望ましいです。

例えば
子どもが友達と遊ぶのをためらうとき、「友達と一緒に遊んだら?」と提案するのではなく、「遊びたくなったら声をかけてみようね」と優しく声をかけ、子供がやってみようと思った時にサポートする姿勢を見せるだけでも、子どもは自分のペースで関わろうとするでしょう。


2. 小さな成功体験を増やす

内気な子どもは、他者との交わりが少なく、誰かからほめられたという経験がなく、自信がない場合があります。自信をつけるために、小さな成功体験が非常に大切です。少しずつチャレンジして成功体験を積むことで、「自分はこんなこともできる!」という気持ちを育てることができます。

例えば
親が子供に対して「一緒にパズルをやってみよう」と促し、一緒に何かを達成する体験を共有します。小さな成功体験が、次の挑戦に向けた自信につながります。


3. 時間をかけて「待つ」

内気な子どもは、新しい環境や人間関係に慣れるのに時間がかかることが多いです。これは、先ほども述べた通り、感受性が高いことに起因しています。
親として焦らず、じっくりと子どもを待つことが大切です。子どもが自分のペースで、新しい環境に慣れるまで見守る姿勢が必要です。

例えば
初めて公園に行ったとき、親のところから離れようとしない我が子に対して「ほら、遊んでおいで!」と言うのではなく、「何か面白そうなものはあるかな?」と一緒に、いろいろなものを見ながら、「気になるものがあったら教えてね」、「見てるだけでもいいんだよ。いつでもやりたくなったら一緒に行こうね」と声をかけ、子供の気持ちを尊重しましょう。


4. 内気なことを肯定的に伝える

内気な子に比べて、外交的な子どもの方が、目立ちやすく人気者になる場合があります。その場合、子どもによっては、「内気な自分が恥ずかしい、ダメだ」と感じてしまうことがあります。そのようなことがないよう、親は「内気であることは素晴らしいことだよ」と肯定的に伝えることが大切です。

例えば
いつも周りのことを気遣っている子どもに対して、「あなたは他の子の気持ちをすごくよく考えて行動しているね。とても優しくて素敵だよ。」と伝えることで、子どもは自分の性格に自信を持つことができるでしょう。


5. 共感し、話を聞く姿勢

もしかしたら、なかなか喋らない我が子にイライラしてしまう人もいるかもしれません。内気な子どもが抱える不安や悩みに対して、共感しながら話を聞くことが重要です。ついつい、話を遮ってしまったり、すぐに具体的なアドバイスをするのではなく、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。

例えば
子供が「今日、誰にも話しかけられなかった」と話してきた場合、「なんで言えなかったの?」と問い詰めるのではなく、「そうだったんだね、話しかけたいって思ったんだね!」と優しく、その思いを聞いてあげることで、子供が心を開きやすくなります。


まとめ

内気な子どもを持つ親としては、まずその性格を「問題」と捉えるのではなく、「素敵な個性」として受け入れることが大切です。そして、親ができるサポートとしては、無理に性格を変えようとせず、子どものペースに合わせて成長を見守り、少しずつ自信をつけていく機会を与えることが大切です。

子どもにとって、親の理解と共感は何よりの支えになります。内気な性格は、決して悪いことではなく、その中に多くの可能性が秘められているということを忘れずに、子どもと向き合っていきましょう。

トリー
トリー

内気だからって気にし過ぎなくて大丈夫!
ひとりひとりの自分らしさを大切にしながら、少しずつ自信をつけていこう!

参考文献


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