はじめに
セルフコントロール、言い換えると自己規制能力ともいいますが、子供が学校生活や社会生活を行っていくうえで、欠かせない能力でもあります。
本記事では、家庭で簡単にできる遊びや具体的な行動を通じて、子供のセルフコントロール力を伸ばす方法を紹介します。
自己規制能力って書くと、なんだか難しそうだけど、そもそもどういう能力なんだろう?
セルフコントロール力の重要性
セルフコントロール力とは、自分の感情や行動をコントロールし、目標達成のために適切な行動を選ぶ能力です。
この自己規制能力が高いと、子供はストレスがあっても、衝動的な行動を抑え、計画的に物事を進めることができるようになります。
セルフ‐コントロール【self-control】 の解説
セルフコントロール - goo辞書 –
1 自分の感情や行動を自分で制すること。克己。自制。
こういったセルフコントロール力が低いと、いわゆる”キレやすい人”になってしまいます。
家で簡単にできるセルフコントロール力を育てる遊び
それでは、子供のセルフコントロール力を高める具体的な方法として、家庭で出来る簡易ゲームをいくつか紹介します。
ぜひ、親子で一緒に遊んでみてくださいね!
1. ストップ&ゴーゲーム
方法:
音楽をかけている間は、子供たちは自由に踊ります。音楽が止まると同時に、子供たちは動きを止めるという遊びです。
また、再び音楽が流れると、踊り出すという流れになります。
このゲームは子供たちが、踊りたいという衝動をルールに合わせて抑えることを目指すゲームとなります。
効果:
この遊びは、瞬時に動きを止めるという、自分の身体のセルフコントロールを要求します。
ダイナミックな動きと、聴覚を使って、楽しみながら衝動を抑えて、身体の動きをコントロールする訓練ができます。
2. じゃんけんパターン
方法:
じゃんけんの勝ち負けを特定の動作(例えば、勝ったらジャンプ、負けたらしゃがむ、あいこならぐるっと回るなど)と関連付けて、じゃんけん後に、身体で表現します。
ルールを複雑にして、子供たちが突発的な状況に対応して、身体を動かす練習ができます。
効果:
ルールを覚え、それに従って身体を動かすことで、子供たちは状況に応じた行動を取るためのセルフコントロールを鍛えることができます。
3. 積み木ゲーム
方法:
タイマーをセットして、決められた時間内にどれだけ高く積み木を積み上げられるかを競います。
タイマーが鳴ったら即座に手を止めるルールにします。
限られた時間の中で、崩さないように積み木を積むという手指の細かな動きと、時間通りにきちんと作業を止めるという2つのセルフコントロールが必要になります。
効果:
子供たちは、限られた時間内で慎重に行動する必要があり、高い成果を出すためには、時間管理や限られた時間の中での集中力の強化に役立ちます。
4. 手作りパズル
方法:
子供と一緒にパズルを作成し、そのパズルを解くことに挑戦します。時間内に解くことを目標にしますが、急いでミスをしないように1つ1つ確認をするなど、丁寧さが求められます。
効果:
パズルを解くことで、問題解決能力を養いながら、作問では自分の考えや思いをきちんとルールに則って形にするというセルフコントロールが求められます。
5. サイモン・セズ(Simon Says)
方法:
指示を出すリーダー(親や子供)が「サイモンが言いました…」の後に指示を出し、サイモンが言わなかった指示は無視するというゲームです。
話を聞く重要性などが伝わりやすく、真剣に相手の言うことを聞く姿勢に役立ちます。
効果:
聞き取った内容をきちんと理解し、実際の行動への判断力が養われ、セルフコントロール力の向上に繋がります。
まとめ
子供のセルフコントロール力を伸ばすためには、遊びを通じて楽しみながら訓練することが効果的です。ストップ&ゴーゲーム、じゃんけんパターン、積み木ゲーム、手作りパズル、サイモン・セズなど、子供が楽しみながら学べる環境を作り、親子で一緒に取り組むことで、子供の自己規制能力は自然と向上していきます。
セルフコントロールを身に着けるために、これもやらなきゃ!と重く受け止めず、無理せず、楽しく続けていきましょう。
セルフコントロール力を育てるのに、こんなに楽しい方法があるんだね!
みんなでゲームをしながら、楽しく成長しよう!
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