オンラインの習い事の強みと弱み 小学生でも大丈夫?

トピックス

2024年06月24日

小学校低学年の子供を持つ親にとって、特にコロナ禍以降、オンライン習い事の増加に伴い、「オンラインの習い事はうちの子でもできるのか?」といった疑問や不安を抱くこともあるでしょう。

例えば、子供が大好きなピアノや英会話のレッスンを受けさせたいけれど、オンラインでの授業が果たしてどの程度効果的なのか、実際に対面で受ける授業とどのような違いがあるのか、具体的に知りたいと思っているかもしれません。本記事では、オンライン習い事の強みと弱みについて詳しく解説します。

トリー
トリー

オンラインの習い事ってやっぱり、リアルよりも難しかったりするのかな?

オンライン習い事の3つの強み

1. 自宅での安心感と利便性

子供が学校から帰宅して、わざわざ外出することなく自宅で習い事を受けられるのは大きな利点です。仕事で忙しい中、子供を習い事に連れて行く時間がない方も多いでしょう。オンラインなら、通学や送り迎えの手間が省け、その分の時間を他の活動に使えるというメリットがあります。

また、自宅受講なので、授業の内容をいつでも確認することもでき、子供がどのようなことを学んでいるのか、リアルタイムで把握できることは、親にとっては安心につながります。

2. 多様な選択肢と柔軟な学び

オンラインでは、地域にとらわれず、国内外のさまざまな講師やレッスンにアクセスできます。子供の興味や適性に合わせた習い事を選びやすいのも魅力の一つです。家の近くになかったから諦めていた習い事も、オンラインであれば受講することができるかもしれません。

オンライン習い事は、多様性が大きな魅力です。例えば、プログラミング、音楽、アート、スポーツなど、幅広いジャンルから選ぶことができ、子供の個性や興味に応じた学びが可能です。また、個別対応のレッスンも多く、子供のペースに合わせた指導が受けられます。

3. テクノロジーを活用した学びの効果

子供がタブレットやパソコンを使って楽しそうに学んでいる姿を思い浮かべてみてください。オンライン習い事では、さまざまなデジタルツールやインタラクティブ(双方向)な教材を使うことで、子供の興味を引き、学びの効果を高めることができます。

例えば、プログラミングの授業では、子供が自分で作ったプログラムをすぐに実行し、その結果を見ながら学ぶことができたり、実際に自分が作成したロボットを見せながらフィードバックを得ることもできます。

オンライン習い事の2つの弱み

1. 内容によっては習い事の効果が下がってしまう

対面ならすぐに解決できる疑問でも、オンラインではコミュニケーションの情報量に、リアルよりも限りがあるため、やり取りが難しくなることがあります。

例えば、スポーツの習い事であれば、リアルで見てもらえれば、様々な角度から見てもらえますが、オンラインだと1つのカメラを通じてのコミュニケーションとなり、リアルよりも指導の難しさがあります。子供が実際に体を動かす習い事や、楽器の細かい動きを学ぶ場合など、習い事の内容によっては直接の指導がないと効果が薄れてしまうことがあります。

2. 技術的なトラブルのリスク

子供の重要なレッスン中にインターネット接続が途切れてしまう場面を想像してみてください。オンライン習い事では、技術的なトラブルがつきものです。インターネット接続の不具合や機器の故障など、予期せぬトラブルが学習の妨げになることがあります。

技術的な問題が発生すると、子供だけで対処するのは難しく、親のサポートが必要となります。また、トラブル対応に時間を取られることで、学習のペースが乱れる可能性があります。

小学校低学年でも受講できるのか?

1. 親のサポートが不可欠

小学校低学年の子供がオンライン習い事を受講する場合、特に、初めてのオンライン授業では、使い方に慣れるまで親が付き添ってサポートすることが重要です。例えば、授業の進行を見守り、必要に応じて補助することで、子供の学習がスムーズに進むようにすることができます。

2. 子供の興味を引く工夫

低学年の子供の場合、先生との距離があるため、どうしても集中が続かない場合もあります。子供が興味を引く内容やインタラクティブ(双方向)な内容であれば良いのですが、自立学習が求められるような形の習い事だと、低学年の子供には難しい場合があります。

3. 短時間のレッスン

低学年の子供は集中力が持続しにくいので、短時間で完結するレッスンが適しています。例えば、30分から1時間程度のレッスンだったり、途中で適度に休憩を挟むことで、子供の集中力を保ちながら学習を進めることができます。

オンライン向きな習い事とオンラインに向かない習い事

これまでのオンラインの習い事の強み・弱みから、小学生向けに適していると思われるオンラインの習い事と向かない習い事をそれぞれ3つ紹介します。

オンラインに適している習い事3選

  • プログラミング教室
    プログラミングはコンピュータを使うことが前提のため、オンライン環境との相性が非常に良いです。子供はインタラクティブな教材やゲーム感覚の課題を通して楽しく学ぶことができます。また、多くのプログラミングプラットフォーム(例:Scratch、Code.orgなど)はオンラインで無料で利用可能です。
  • 英会話
    オンライン英会話は、ネイティブスピーカーとのリアルタイムコミュニケーションが可能で、場所を問わず質の高い教育を受けられます。スピーキングとリスニングのスキルを向上させるための対話形式のレッスンは、オンラインで十分効果を発揮します。
  • アート(デジタルアート、絵画)
    デジタルアートや絵画は、オンラインでのレッスンが適している分野です。デジタルツールを使ったアート制作は、子供たちに新しい表現の方法を提供し、オンラインワークショップやビデオチュートリアルを通じて技術を学ぶことができます。

オンラインに向かない習い事3選

  • スポーツ(例:サッカー、バスケットボール)
    スポーツは身体を動かすことが基本であり、対面での指導や実際の運動場が必要です。オンラインでは技術指導が難しく、実際に身体を動かして学ぶことができないため、効果が限定的です。
  • 音楽実技(例:ピアノ、バイオリン)
    楽器の演奏は細かな動作や姿勢、音の出し方など、対面での指導が重要です。オンラインでは講師が直接手を使って指導することができず、正しい技術を身につけるのが難しくなります。また、音の微妙なニュアンスを伝えることも難しいです。
  • 演劇
    演劇は他の参加者との対話や身体表現が重要であり、対面での練習が効果的です。オンラインでは、表現力の練習やグループでのパフォーマンスが制限されるため、効果的な学びが難しいです。

まとめ:オンライン習い事の選び方と親の役割

オンライン習い事は、利便性や多様な学びの機会を提供する一方で、対面コミュニケーションと比べて情報量の不足や技術的トラブルなどの課題もあります。特に小学校低学年の子供が受講する場合、親のサポートが重要な役割を果たします。

子供の興味を引くことができ、集中できるレッスンを選び、親がサポートすることで、オンライン習い事の効果を最大限に引き出すことができます。子供の将来に向けて、多様な学びの機会を提供し、成長を見守ることが親としての大切な役割となるでしょう。

トリー
トリー

特に低学年の子供が習う分には、オンラインでも集中できるようなインタラクティブな習い事が良さそうだね!

参考文献


人と繋がる新しい学びの場所を届けたい
世界へ羽ばたく人財を届けるために、ロボライズはオンラインで学ぶロボット・プログラミング教室 Probird(プロバード)を2022年9月に開講いたしました。
これまで15年間培ってきたロボットプログラミング教室での学びに、ただ教材を見るだけではない、全く新しい体験型のオンライン授業を融合致しました。
学ぶことが好きになる!好きなことに夢中になって取り組む!体験から腹の底から理解できる!そんな講座をお届けいたします。
是非一度体験教室にご参加ください。

タイトルとURLをコピーしました