「うちの子、またケンカしたの…」そんな嘆きを持つ親御さんは少なくないでしょう。小学校低学年の子供は、まだ自己表現やコミュニケーションの方法が未熟で、友達とぶつかってしまうことがあります。
しかし、ケンカは成長の一部であり、大切な学びの機会でもあります。今回は、子どものケンカをどのようにして学びに変えるか、具体的な方法とその効果について考えてみましょう。
ケンカはだめ!ではなく、ケンカからどう学びを導くのか。
一緒に考えていきましょう!
子どものケンカへの対応3ステップ
まず、子どものケンカは成長の一部であり、自然なことです。子どもたちはケンカを通じて自己主張や感情の表現を学びます。親としては、ケンカが起こる原因を理解し、適切に対処することが重要です。
1. 冷静に対処する
子ども同士のケンカを目の当たりにすると、つい感情的になってしまいがちですが、親は冷静に対処することが大切です。例えば、子供同士が口論しているときにすぐに介入して、どちらが悪いかをジャッジするのではなく、まずは彼らに解決させる機会を与えることも一つの方法です。
大人が冷静に、お互いに落ち着くことを促すことでまずは、高ぶっている感情を落ち着かせましょう。
*もちろん暴力が伴う場合や、怪我に繋がる可能性がある場合はすぐに止めましょう。
2. 事実確認とヒアリング
ケンカが収まったら、子ども一人ひとりに話を聞いてみましょう。何が原因だったのか、どのように感じたのかを確認します。このとき、親は中立的な立場で話を聞き、どちらか一方を責めることのないように心がけます。例えば、最初からどちらか一方が悪いと決めるのではなく、「何があったの?」と双方に優しく問いかけることで、子どもが話しやすい雰囲気を作り出すことができます。
また事実を確認しながら、「それで嫌な気持ちになったんだね」「そういう理由があったんだね」と感情に寄り添うことも大切です。
3. 解決策を一緒に考える
子どもたちに対して「どうすれば良かったと思う?」と問いかけ、解決策を一緒に考えることが大切です。親からの答えの提示ではなく、子供たち自身が問題解決の方法を見つける経験を積むことで、次回のケンカを未然に防ぐ力が身につきます。
EX 模範を示す
ケンカという部分では、親自身が日ごろの行動の中で感情をコントロールし、問題解決に向けた行動を示すことが、大きな学びとなります。
例えば、家庭内での些細な意見の相違を、子どもの前で感情に振り回されずしっかりと解決する姿を見せることで、子どもたちに良い影響を与えることができます。
感情が収まらない場合の対処法
例えば、最初は小さな言い合いだったものが、次第にすごく大きな喧嘩になり、子ども同士感情が落ち着かなくなる場合には、上記のステップが難しいかもしれません。
目を合わせるだけでも喧嘩になるような場合には、それぞれを別の場所で個別に話を聞くことも良いかもしれません。同じ空間で話を聞くと、「あっちが悪い!」「そっちが悪い!」の水掛け論になってしまい、冷静に事実を確認することが難しくなるからです。
ただどちらの話を聞くにしても、親は先入観を捨てる必要があります。
ついつい先に聞いた子の話から、次に聞く子供を責めてしまったり、年齢が上の子供に対して「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、我慢しなさい!」と言うことにならないよう、親は常に冷静に事実を確認することを意識すると良いでしょう。
まとめ
子どものケンカは成長の一部であり、子供にとって多くのことを学べる機会でもあります。親は、第三者として、感情を整理する手助けをし、親自身が良い模範を示すことで、子どもたちに自己解決の力を身につけさせることができます。
冷静に学びに変えることができれば、1つ1つのケンカを通じて、子どもたちが感情のコントロールや問題解決のスキルを学び、成長していくことでしょう。
宿題を嫌なものと子どもが思い込んでしまう前に、うまくサポートすることが、大事なんだね!
参考文献
- 子どもの喧嘩にどう対応?専門家が考える親がやってはいけないこと – 読売新聞
- 子ども同士のけんかにどう対応する?子どもの問題解決能力を育てる導き方とは – 学研教室
- 心の通い合う親子関係をめざして – 八千代市
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